バーミキュライトだけで発芽可能?メリット・デメリットを解説

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はじめに

園芸初心者から上級者まで、種まきは植物を育てる上で欠かせない作業です。種まきには様々な土壌改良材が使われますが、その中でもバーミキュライトは優れた性能を持っています。

今回は、バーミキュライトの特徴や使い方、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。

バーミキュライトとは

バーミキュライトは、蛭石を高温で焼成して膨らませた土壌改良材です。無味無臭で無毒性、さらに軽量で保水性に優れているのが特徴です。

バーミキュライトの主な特徴

バーミキュライトには以下のような特徴があります。

  • 軽量で取り扱いが簡単
  • 保水性と排水性のバランスが良い
  • 通気性と断熱性に優れている
  • 無菌で病害虫のリスクが低い
  • 中性で植物に影響を与えにくい

これらの性質から、バーミキュライトは種まきに最適な土壌改良材として広く使われています。特に発芽の際は、バーミキュライトの保水性と通気性が種子の呼吸と成長を助けるのです。

バーミキュライトの製造方法

バーミキュライトは蛭石を1000度以上の高温で焼成することで製造されます。この過程で蛭石は膨張し、多数の微細な穴ができます。こうして軽量で保水性の高い土壌改良材ができあがります。

焼成時の温度や時間を調節することで、バーミキュライトの粒径や性質をコントロールできます。種まき用には小粒が適しており、粒が細かいほど保水性が高くなります。

種まきでのバーミキュライトの使い方

種まきでバーミキュライトを使う方法は実にシンプルです。

バーミキュライトを使った種まきの手順

  1. プラスチックの種まき用の容器にバーミキュライトを入れる
  2. 水を十分にかけてバーミキュライトを湿らせる
  3. 種をバーミキュライト表面に置き、軽く押し込む
  4. ラベルを付けて管理しやすくする
  5. 種が発芽したら適宜水やりをする

このように土を用意する手間が少なく、簡単に種まきができるのがバーミキュライトの魅力です。発芽後は培養土に移植する必要があります。

バーミキュライトの混合比率と注意点

バーミキュライトは単体で使うよりも、培養土や赤玉土などと混ぜて使うのが一般的です。混合比率は植物の種類によって異なりますが、およそ2~4割がおすすめです。

一方で、多肉植物などアルカリ性の土を好む植物の場合は、バーミキュライトの量を少なめにする必要があります。バーミキュライト自体が中性に近いため、多量に使うとpHバランスが崩れてしまうのです。

バーミキュライトのメリット・デメリット

ここまでバーミキュライトの特徴と使い方を見てきましたが、実際に使う上では様々なメリット・デメリットがあります。

バーミキュライトのメリット

メリット詳細
発芽率が高い保水性・通気性・保温性のおかげで、種子にとっての好条件が揃いやすく発芽が促進される
保肥力が高いマグネシウム、カルシウムなどのミネラル保持力が高い
phが中性で安定している土壌のph調整がしやすい
無菌・清潔天然鉱物なので病原菌や雑草の種が含まれていない
軽量軽量のため運搬や作業負担が少ない
腐敗しにくい有機物が含まれていないため腐敗しにくく、カビの発生リスクが少ない
根の発育を促進根張りが良く発芽・育苗に適している

特に発芽率の高さはバーミキュライトの大きな魅力です。種まき初心者でも高い成功率が期待できます。

バーミキュライトのデメリット

一方でバーミキュライトにはデメリットもあります。

デメリット詳細
養分がない原料が鉱物の為養分が含まれていないため液肥や堆肥の施用が必須
粉塵が出やすい乾燥すると細かい粉塵が舞い、吸い込むと健康に悪影響の可能性がある
圧縮・劣化する多孔質構造のため壊れやすく、長期間の使用で通気性・排水性が低下する
単体では脆弱軽いがゆえに物理的な支持力が弱く、背の高い植物は倒伏の可能性がある

メリット・デメリットから考えると種まきや発芽までなら単体でも使えるが長期間の苗の育苗という点ではあまり適さないと思われます。

まとめ

バーミキュライトは種まきに最適な土壌改良材です。適度な保水性と通気性により、種子の発芽を確実に促進してくれます。

手軽に使え、値段も手頃なバーミキュライトは、初心者にもおすすめできる素材といえるでしょう。
一方で、苗の支持力や栄養分不足など、いくつかのデメリットもあることを頭に入れておく必要があります。種まきから植え替えまでの過程を理解し、バーミキュライトを上手に活用していきましょう。