はじめに
トマトは世界中で愛される食材の一つです、その味わいや用途の豊富さから料理の幅を大きく広げてくれます。
本日は、トマトの生食・加熱に並ぶ乾燥のドライトマトについて解説していきます
ドライトマトのメリット、栄養価、調理法などトマトを最大限に活かすコツをご紹介します
ドライトマトとは? 〜凝縮された旨味が魅力の保存食〜

ドライトマトとは?
ドライトマトとは、トマトを乾燥させることで水分を抜き、旨味を凝縮させた保存食の一種です
イタリアや地中海沿岸の国々では古くから作られており、料理の風味を深める食材として重宝されています
乾燥することでトマト本来の甘みと酸味が際立ち、さらに旨味成分であるグルタミン酸が濃縮されるため、生のトマトとは異なる濃厚な味わいを楽しめます
ドライトマトの味と特徴
ドライトマトのメリット
ドライトマトは、単なる保存食としてだけでなく、食材としての魅力も兼ね備えています。
✅ 保存がきく
生のトマトは傷みやすく、冷蔵庫でも1週間ほどで劣化してしまいますが、乾燥させることで保存期間が大幅に延びます
特に完全乾燥タイプのドライトマトは、密閉容器や冷凍保存を活用すれば半年以上保存できます
✅ 栄養価が高い
乾燥により栄養が凝縮され、生のトマトよりもリコピンやβカロテンの含有量が増えます
リコピンは強い抗酸化作用を持ち、美肌効果や動脈硬化予防にも役立つとされています
✅ 味が濃縮され、料理のアクセントに
生のトマトと比べて、甘みや酸味、うま味が際立つため、料理に深みを与えます
特にパスタやピザなど、イタリアンとの相性が抜群です
✅ 家庭菜園や農家の収穫ロスを減らせる
トマトは一度に大量に収穫できる野菜のため、家庭菜園や農業では「食べきれない」「売り切れない」といった問題が発生しがちです
ドライトマトに加工することで、余ったトマトを無駄なく活用できます
ドライトマトの種類
ドライトマトには、乾燥の度合いによって大きく2種類に分類されます。
セミドライタイプ(半生タイプ)
- 水分を50〜60%程度残した状態のドライトマト。
- しっとりとした食感で、そのまま食べても美味しい。
- サラダやチーズと相性が良い。
- 保存期間は比較的短め(冷蔵で1ヶ月程度)。
フルドライタイプ(完全乾燥タイプ)
- ほぼ水分が抜け、カリッとした食感になる。
- 乾燥させることで保存性が高まり、長期保存が可能。
- 料理に使う際は、水で戻して柔らかくする必要がある。
- パスタや煮込み料理に適している。
世界でのドライトマトの活用
ドライトマトは、主に地中海沿岸の国々で広く活用されています。
最近では、日本でもオリーブオイル漬けのドライトマトが人気となり、パスタやおつまみとして取り入れられることが増えています
ドライトマトの作り方

天日干し
- トマトをスライスまたは半分にカット
- 風通しの良い場所で、ザルやネットに並べる
- 3〜5日ほど天日干し(途中で裏返す)
- 乾燥剤と一緒に密閉容器で保存
オーブン乾燥
- 100℃以下の低温で3〜4時間焼く
- 扉を少し開けて湿気を逃がす
- 冷ましてから保存
フードドライヤー(乾燥機)
- 温度設定は50〜60℃
- 6〜8時間で完成
- 均一に乾燥でき、効率的
保存方法と賞味期限
- 乾燥のみ
密閉容器・ジップロックで冷暗所保存(約3〜6ヶ月) - オリーブオイル漬け
保存瓶にドライトマトとハーブ・オイルを入れて冷蔵(約1ヶ月) - 冷凍保存
密閉袋に入れ、冷凍庫で保存(約半年)
ドライトマトを作る際の注意点
- 湿度管理に注意
完全に乾燥しないとカビが生えやすい - 酸味が強い場合の対策
砂糖を少し加える、オイル漬けでまろやかに - 保存容器の消毒
長期保存の場合は煮沸消毒が必要
ドライトマトの活用レシピ

ドライトマトのオイル漬け
- オリーブオイル、ニンニク、ローズマリーを加えて香り豊かに
ドライトマトとチーズのサラダ
- モッツァレラチーズやバジルと合わせる
ドライトマトのパスタ
- ガーリックオイルで炒めてシンプルなペペロンチーノ風に
ドライトマト入りスープ
- ミネストローネやコンソメスープに加えて旨味UP
まとめ

ドライトマトは、トマトの旨味を凝縮させ、長期保存が可能な優れた食材です
生のトマトとは異なる風味や食感を楽しめるだけでなく、栄養価も高く、料理のアクセントとしても重宝されます
特に家庭菜園や農家の方にとっては、余ったトマトを有効活用する手段としてもおすすめです。
その多彩な味わいを最大限に生かすには、用途に合わせて調理法を使い分けることが大切です
本日の内容を参考に、トマトを存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。