新規就農に向けて~就農相談編~

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如何にして農家を名乗るのか

農家になりたい

自然と過ごしのんびりした生活をおくりたい

忙しく時間に追われる生活の中、一度は考えたこともあると思います。

テレビやニュース、Youtubeに挙げられているのは
みんな農家になった後の事。

農家を名乗るのは誰でもできるけど
それはただの自称
行政的に農家として扱われるのは、サラリーマンになるより難しいこと

今回から、新規就農を目指してる筆者がどのような道を歩くのか
記録として連載していこうかと思います。

過去の振り返りや、これからの人の助けになりますように

相談しよう

農家になるには?
そう思ったら、まずは誰かに相談するのが大事です。

家庭菜園レベルなら地域の区画菜園や庭で楽しめばいい

けど、本格的に職業として農家になるには
法律や行政が絡んでくるのでそう簡単には事は運べない

まずはちゃんとした場所に相談するのがおすすめです。

  • 市町村の農政課
  • 管轄の農林振興センター

基本的にこの二つに相談するのがいいですね。

どの地域で就農したいか決まっているなら市町村と相談するとその町独自の支援制度や補助の説明を受けられます。

地域が絞れてない場合やどう動いたらいいのかの相談は農林振興センターに相談して詳細な地域や今後の動きを相談すると良いでしょう。

情報はできる限り多く準備と用意をしよう

市役所でも振興センターでも相談に行く前に
できる限り自分の情報を書きだして行くことをおススメします。

無駄な会話で聞きたいことを聞けずに時間だけが過ぎるなんてもったいないです。

そして自分の心を確認するためにも一度紙に書き出してみるのがいいでしょう

役所の人もどういう事をどういう流れで進めたいのかがわからないと
手助けのしようもありませんからね

少なくとも以下の内容だけでも書き出してまとめてみましょう

  • 就農の目的
  • 検討している地域
  • 作物の選定
  • 栽培方法
  • 販売方法
  • 目標収入

上記の内容が書き出せれば相談もだいぶスムーズに進むと思います。

今やChatGPTやAIが手助けしてくれる時代ですから
ネットやスマホで調べながら項目を埋めていくと自然と目指す農業の方向性が決まってくると思います。

次の項目ではそれぞれの質問をもう少し詳しく解説します。

自分は何を目指すのか

履歴書でいう志望動機ですね
なぜ農家になりたいのか、きっかけはなんなのか

気持ちの内容に良い、悪いはないかもしれませんが
やはり熱量が伝わるかは大事なポイントですね。

ただ考えたことだけでなく、自分で見て、感じて、聞いたことも伝えられると気持ちの乗った説得になると思います。

親元就農や事業継承の場合は就農場所も決まっているので悩まないと思いますが
0から始める場合、どこで始めるかが大きなポイントです。

その地域によって得意なもの、育ちにくいものがあります。

次の項目で作物の選定を解説しますが、自分の作りたい野菜に合わせるか
その地域で作れる野菜を作るかで就農場所も変わってきます。

またその地域の土地柄、環境が自分に合うのかもしっかり見極めましょう。

地域の話でも触れましたが、自分が何を作りたいかを考えるのも重要です。

  • 作物がその土地の土に合っているのか
    (土があっていない場合、土壌改良から始まるので余計な時間がかかる)
  • 自分以外にその作物を作っている人はいるのか
    (競合も気になるが生産者が多い場合、異常事態の対応や生産する上での情報交換が多くなる)
  • 自分の栽培方法にその野菜は合っているのか
    (不耕起栽培目指しているのに根野菜ばかり作るなど、安定するまで奇形野菜の可能性が上がる)
  • その野菜の販売方法はどうしているのか
    (市場出荷なのに傷みやすい野菜を選んでしまう)

いろいろな角度から見極めて自分の理想に近い環境で就農できるように探していきましょう。

ここで言う栽培方法は有機栽培、施設栽培、露地栽培などの事を指します。

施設ならそれ相応の資金や土地が必要になりますし、有機栽培ならそれなりの経験や知識を求められます。

この項目も作りたい野菜との組み合わせを考えて計画していきましょう。

昔に比べて販売方法も多様になってきました。

フリマアプリで出品、直売所への出荷、スーパーでの棚借り、飲食店への直接納品、市場への出荷

野菜は作っただけではお金になりません。
売れて初めてお金になります。

売るために手数料やら資材費やら諸々費用が掛かってきますが
自分の生産量や価格と相談しながら、無駄のない利益の出る取引を考えましょう。

この項目、かなり大事です

机上の空論でも理想でも何でもいいです
過去の自分の年収を目標でもそれ以上でもいいです

この金額が決まると、生産量や単価の計算がグッと楽になります。

目標金額の為にいくらで何個売って、どれくらい生産量が必要になるのか
その生産量の為の土地の広さは?その土地の広さなら肥料の量は?

長期で段階的に目標を立てるのもモチベーション維持に役立ちます。

農業の収入は青天井です
頑張ればそれだけ収入も増やせます。

是非、無謀や無茶など考えないで理想を書いてみましょう。

実際に話をしよう

ここまで書けたらそれなりに自分で調べたり、自分の理想の形が少しはイメージできたと思います。

そうしたら一度、役所やセンターに連絡して相談してみましょう

下手なプライドや意地を捨てて本音で相談すればきっと相手も話を聞いてくれるはずです

たった6項目まとめただけでもそれだけあなたは他の人より本気だってことは伝わります。
一人で考えるのは限界があります、きっと大丈夫です

それでは、いってらっしゃい

農業
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