
こんにちは
今回はセルトレイ育苗を用いたサニーレタス栽培について
土壌準備から収穫までの作業スケジュールを一覧形式でご紹介します。
「これからサニーレタスを育てたいけど、何をいつやればいいの?」
という方は、ぜひこの作業一覧を参考にしてみてください。
初心者必見です!!
栽培スケジュール一覧(セルトレイ育苗・株収穫)

今回は初心者さん向けということで栽培しやすい
春まき:3月中旬~5月上旬
秋まき:9月上旬~10月中旬 の時期を想定しています。
作業内容 | 実施時期・目安 | 補足 |
---|---|---|
土壌の選定・改良 | 種まきの1週間前 | 元肥や堆肥をすき込んでおく |
セルトレイ準備 | 種まき直前 | 育苗用の培土を使用 |
種まき | 0日目 | 1セル1粒が基本 |
覆土・水やり | 種まき当日〜 | 発芽までは乾燥厳禁 |
発芽確認 | 約7日後 | 双葉が揃ってきたら順調 |
畝立て・移植準備 | 種まきから2週間後 | 条間20〜30cmが目安 |
移植作業 | 種まきから2〜3週間後 | 根を崩さず丁寧に |
初期追肥 | 移植後1週間後 | 液肥または化成肥料 |
草取り(除草) | 移植後2週間後〜 | こまめに行うと管理が楽 |
水やり(成長期) | 適宜 | 土壌が乾いたらたっぷり |
病害虫防除 | 随時 | アブラムシやナメクジに注意 |
成長期追肥 | 移植後2〜3週間後 | 葉色を見ながら判断 |
収穫準備 | 種まきから約30日後〜 | 株がしっかり巻いてきたらOK |
株ごと収穫 | 種まきから30〜50日後 | 朝収穫が鮮度◎ |
畑の片付け | 収穫後 | 病害虫予防にも大切 |
ざっと一覧にしましたがこれだけの作業があります。
多く見えるかもしれませんがやってみると意外と手間がかからず
成長も早いので大きくなるのを見るのが楽しくなりますよ♪
作業解説

次は各作業の詳細を見ていきましょう。
土壌の選定・改良(種まきの1週間前)
サニーレタスは水はけがよく、有機質に富んだ土壌を好みます。
土に馴染むのに時間かかるため、種まき1週間前には完熟堆肥や苦土石灰、元肥(緩効性肥料)を施して耕しておきましょう。
ワンポイント: 酸性土壌に弱いため、pHは6.0〜6.5が理想です。
セルトレイ準備(種まき直前)
128穴や200穴のセルトレイに、育苗専用の培土を詰めます。
均一に詰め、表面を軽くならしておくと発芽がそろいやすくなります。
また、土を入れたら水やりをして培土を湿らせておくことをおすすめします。
ワンポイント: 水はけと保水性のバランスが良い土を選びましょう。
種まき(0日目)
1セルに1粒ずつ種をまきます。種は好光性種子なので浅目に、覆土は薄く(1〜2mm)します。
一般的に種のサイズの2~3倍の深さと言われますが、極端な深まきでない限りはそこまで気にしなくても芽は出ます。
ワンポイント: ただし深くまきすぎると発芽率が下がります。
覆土・水やり(種まき当日〜発芽まで)
種まき後すぐに優しく水やりし、土を乾かさないように管理します。
種はとても軽いので、勢いの強い水だと覆土といっしょに流される可能性がありますので注意しましょう。
ワンポイント: 水やりは霧吹きなどでやさしく行いましょう。
発芽確認(約7日後)
発芽したら日光にしっかり当てて徒長を防ぎます。双葉がきれいに開いたら順調な育苗の証です。
ワンポイント: 風通しを確保し、病気の予防にも気を配りましょう。
畝立て・移植準備(種まきから2週間後)
圃場では20〜30cmの条間で畝を立て、植え付けに備えます。
マルチを敷くと雑草対策と地温上昇に効果的です。
ワンポイント: 排水のよい畝を心がけましょう。
移植作業(種まきから2〜3週間後)
本葉が2〜3枚になったら、セルトレイ苗を畝に植え付けます。株間は20~30cm程度を確保。
密集しすぎると風通しが悪くなり病気の元になりやすい。
ワンポイント: 午後か曇天時に根鉢を崩さず、丁寧に移植するのがポイントです。
初期追肥(移植後1週間~10日後)
根が活着したタイミングで追肥します。液肥や化成肥料を薄めに施すのが基本。
濃すぎる肥料は根を傷めるので注意。
ワンポイント: チッソ肥料が多すぎると葉が柔らかくなりすぎて収穫後にしおれやすくなります。
草取り(除草)(移植後2週間後〜)
こまめな除草で生育を妨げる雑草を取り除きます。
マルチを使っている場合でも、畝間の草には注意が必要です。
ワンポイント: 雨の翌日など、土が柔らかい日に行うと効率的です。
水やり(成長期)
根が張るまでは土を乾かさないよう注意。以降は乾燥気味でも育ちますが、極端な乾燥には注意。
ワンポイント: 夕方〜朝にかけての水やりが理想です。
病害虫防除(随時)
アブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシなどがつきやすいため、定期的な観察と早期の対応が重要です。
被害が出たら早めに手で取るか、登録された農薬で対応を。
ワンポイント: ベタがけ資材(防虫ネット)や、コンパニオンプランツ(例:ネギ類と一緒に植える)なども予防に効果的です。
成長期追肥(移植後2〜3週間後)
葉の色や生育状況を見ながら、必要に応じて追肥します。成長が鈍い場合は速効性の液肥も検討。
ワンポイント: サニーレタスは「控えめな肥料」でもよく育つ野菜です。
元肥主体で、追肥は生育の様子を見ながら軽くが原則。
収穫準備(種まきから約30日後〜)
葉がよく茂り、株全体がこんもりしてきたら収穫適期。株ごとにサイズを見て判断します。
草丈20cm以上が収穫の目安です。
ワンポイント: 朝の涼しい時間帯に収穫すると鮮度が長持ちします。
株ごと収穫(種まきから30〜50日後)
根元からハサミなどでカットします。一度で収穫が完了するため、収穫タイミングは重要。
ワンポイント: 収穫後すぐに冷やすと品質保持に有利です。
畑の片付け(収穫後)
残渣やマルチなどを片付けて、次作に備えた土づくりを開始。
ワンポイント: 病害虫の温床を残さないよう丁寧に掃除しましょう。
以上がサニーレタス栽培の作業解説です。
次はよくある質問をまとめましたので、確認しておきましょう。
サニーレタス栽培のよくある質問(Q&A)

Q1. サニーレタスって夏でも育てられますか?
A. 育てられますが、高温期(7〜9月)は栽培難易度が上がります。
暑さで徒長しやすく、軟腐病や根腐れのリスクも増すため、遮光ネットや寒冷紗で遮光・通気性を確保すると良いでしょう。高温耐性のある品種(例:レッドファイヤーなど)を選ぶのも有効です。
Q2. 肥料はどのくらいあげたらいい?
A. サニーレタスは元肥中心の「控えめ施肥」が基本です。
追肥は定植後10日目から2週間おきに少量ずつ様子を見ながら。チッソを効かせすぎると徒長・病気の原因になるので注意しましょう。
Q3. サニーレタスの苗がひょろひょろになります。原因は?
A. それは徒長と呼ばれる現象です。主な原因は「光不足」「温度の上げすぎ」「水のやりすぎ」。
日中はしっかり光を当て、夜間との温度差を作り、乾き気味で管理すると引き締まった苗になります。
Q4. 収穫のタイミングはいつがベスト?
A. 草丈20〜25cm程度、外葉がしっかり展開してからが収穫の目安です。
収穫は朝のうちに行うと、みずみずしさが長持ちします。必要に応じて外葉だけを「かき取り」ながら収穫すると、長期間収穫が楽しめます。
Q5. 葉先が茶色くなったり、ちぢれます。病気ですか?
A. 原因はカリウム不足や乾燥ストレス、または塩類障害が考えられます。
水分不足や肥料バランスの崩れが起きると、葉先からダメージが出ることがあります。
対策としては水管理の見直しと、即効性のカリウム肥料の追肥がおすすめです。
Q6. レタス類の連作はできますか?
A. 基本的には1〜2年空けた方が安心です。
特に根腐れ病・軟腐病が発生した畝では、土壌消毒や天地返し、または輪作(ネギ・豆科など)を行うことで病原菌の蓄積を抑えられます。
Q7. 害虫対策はどうしたらいい?
A. 主な害虫はアブラムシ・ヨトウムシ・ナメクジです。
対策としては:
- 防虫ネットやベタがけ資材
- 混植(ネギ・バジルなど)
- 見つけ次第、手で駆除
- 発生が多い場合はBT剤などの生物農薬を活用しましょう。
Q8. サニーレタスとグリーンリーフは何が違うの?
A. どちらもリーフレタスの一種ですが、
- サニーレタス: 赤〜紫がかった葉。見た目のアクセントに。やや苦味あり。
- グリーンリーフ: 緑一色で柔らかめ。クセが少なく食べやすい。
用途や好みによって使い分けるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
初心者の方がつまづきやすい点も、観察と調整の習慣を身につけることで改善が可能です。
わからないことがあれば“栽培日誌をつける”のもおすすめですよ。
症状が出たときに、「いつ・何をしたか」がすぐに思い出せるので、改善策を考える助けになります。
サニーレタスは比較的短期間で収穫できるため、家庭菜園にもプロ農家にも人気の高い葉物野菜です。
作業のタイミングを押さえれば、トラブルも少なく、みずみずしく美味しいレタスが手に入ります。
この記事があなたの栽培に役立てば幸いです!